パナHDの移動販売向け遠隔操作ロボット

パナソニックホールディングス(HD)は29日、遠隔操作ロボットを用いた無人の移動販売サービスを始めると発表した。新宿御苑に訪れた来園者に対し、メロンパンなどを販売する実証実験を11月から開始する。将来の事業化に向け、売り上げ効果や遠隔操作ロボの運用などを検証する。

11月7日〜12月8日の期間中、木〜日曜日の間で実証実験する。パナHDが今回の実証向けに開発した箱型の遠隔操作ロボを新宿御苑内に1台走らせ、メロンパンやラスクなどを販売する。売り上げやロボット運用のほか、新宿御苑の来園者数への影響などを検証する。

実証結果をもとに、2025年度から移動販売を運用するサービスとして販売を始める。遠隔操作ロボは社内外の協力を得ながら新たに開発するほか、飲食物などの物品販売者との協業を通じ、パナHDがサービス全体を管理する。ロボットによる移動販売によるサービスを早期に手掛け、市場の醸成につなげたい考えだ。

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