JR四国は29日、2024年4〜9月の鉄道事業の運輸取扱収入が前年同期比2%増の170億円だったと発表した。台風などの影響が一部あったが、前年に続き客足の回復が進んだ。新型コロナウイルス禍前の19年度と比べると86%の水準となった。
乗車券などの普通収入は2%増の141億円で、定期収入は6%増の28億円だった。普通収入のうち、四国―本州間は前年同期比1%増の98億円だった。19年度比では81%の水準にとどまった。
JR四国の四之宮和幸社長は同日の記者会見で「コロナ禍による行動変容により、ビジネスで四国から本州へ向かう需要が低下している」と分析した。
9月単月の運輸取扱収入は前年同月比3%増の32億円だった。台風10号の影響で普通収入は前年同月をわずかに下回ったが、定期収入は上回った。
四之宮社長は3月に開業した高松駅の駅ビル「高松オルネ」について、4〜9月の入館者数が426万人だったと明らかにした。「年間目標の700万人を上回る水準」と述べた。
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