コカ・コーラボトラーズジャパンと湖池屋は31日、商品の共同輸送を始めたと発表した。関西地方から九州地方に向かう長距離便が対象で、トラックの使用台数を33%減らす。飲料など重い荷物をコンテナ内の下部に置き、上部に湖池屋の菓子などを載せる。
コカ・コーラ側の倉庫で荷物を積んだ後に湖池屋側の倉庫に立ち寄り、トラックの空きスペースに商品を積む。両社の製品を混載して、九州にあるそれぞれの拠点まで運ぶ。週に2回の運行を想定している。
トラック運転手が不足する「2024年問題」に対応するねらいがある。コカ・コーラボトラーズジャパンは8月にも伊藤園と愛知県で共同輸送を始めるなど、物流面での他社との協力を深めている。
【関連記事】
- ・トラック輸送量、残業規制後も維持 大型車・共同輸送寄与
- ・北越コーポと大王製紙、船を相互利用 チップを安定調達
- ・ヤマトや日通、小口パレットで共同輸送 24年問題で連携
- ・カインズ、P&Gと共同輸送拡大 物流改善へ取引先と連携
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。