記者会見した北ガスの川村智郷社長(31日、札幌市)

北海道ガスが31日発表した、2024年4〜9月期の連結純利益は前年同期比21%減の34億円だった。原料費調整制度による販売単価の低下でガスの売上高が9%減った。ガス・電気利用料やたまったポイント数を照会できる会員向けサイトの機能拡充など、投資も増加した。

売上高は7%減の680億円。このうち電力の売上高は7%減少した。23年夏の猛暑で増えた需要の反動があった。高圧・特別高圧の販売量が4割減ったことや、電力の卸市場への販売量が5割近く減ったことも響いた。

営業利益は21%減の47億円、経常利益は21%減の48億円となった。ベースアップに伴うコスト増なども響いた。

25年3月期の連結業績見通しは据え置いた。純利益は前期比16%減の98億円、売上高は5%減の1660億円を見込む。

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