「善兵衛 2022」㊥は、ラベルを黒に変更

岩の原葡萄園(新潟県上越市)は6日、同社最高級のプレミアムワインを8年ぶりに数量限定で発売すると発表した。2022年に収穫した凝縮感が強い高品質なブドウを使った赤ワインで、香りが広がり口に含み飲んだ後も余韻が長く続くのが特徴。12月7日から、新潟県内外の酒販店や自社のオンラインストア・ワインショップで販売する。

「善兵衛 2022」を発売する、岩の原葡萄園の本社(新潟県上越市)

「岩の原ワイン『善兵衛 2022』」は自家葡萄園で栽培した22年産のマスカット・ベーリーAとブラック・クイーン、ベーリー・アリカントAを使って醸造し、たるで15カ月間熟成した。同年は梅雨時期の降雨量が少なく、小粒ながらしっかりとした房に成長した。8月以降は夜間の気温が下がり、色の濃さも通常の1.5倍と濃くなった。生産数量は3600本、希望小売価格は720ミリリットルで1万6500円。

「善兵衛 2022」を発表する、岩の原葡萄園の遠藤正義社長㊥ら(6日、新潟県上越市)

創業者・川上善兵衛の名前を商品名にした「善兵衛」は、ブドウの品質と醸造・熟成がいずれも最高の状態の時にしか販売せず、これまでに5回発売しただけだ。2022を初めて口にした時「これはすごい」と感じたという遠藤正義社長は「フレッシュさと凝縮感があり、買ってすぐ飲んでも3年くらい寝かしてから飲んでもどちらでも楽しめる」と話している。

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