総務省が発表したことし9月の家計調査で、2人以上の世帯が消費に使った金額は28万7963円で、実質で前の年の同じ月に比べて1.1%減りました。

減少は2か月連続でした。

台風など悪天候の影響で自動車の購入が減り、「交通・通信」が11.8%減少したことや、「家具・家事用品」も8月まで支出が伸びていたエアコンの購入が減ったことで0.3%減少したことなどが要因です。

一方、支出の割合が大きい「食料」は外食が9.8%増えたものの、肉類や野菜、果物は減少し、節約傾向が続いているとしています。

また、コメも7.4%減って8か月ぶりの減少となっていて、8月の買いだめによる反動があったとしています。

総務省は「消費の状況は依然として弱い状態が続いている。その一方で、住居など変動が大きい項目を除いた数値では若干のプラスとなっていて、今後の状況を見ていく必要がある」と話しています。

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