2023年11月に移転したMonotaROの新オフィス(大阪市、梅田)

工業用資材の通販サイト大手MonotaRO(モノタロウ)は8日、同社の電子商取引(EC)サイトで午後5時までに注文を受けた商品を当日中に出荷する取り組みを全国に広げると発表した。従来の当日出荷の締め切り時間は大半の地域で午後3時だったが、2時間延長する。翌日には顧客に届くようにする。

当日出荷を受け付ける時間を増やし、顧客からの注文増を狙う。2025年3月に北海道や沖縄県などの一部地域を除く全国で導入する。全国に先駆け、顧客が多い東京都や神奈川県など南関東の1都3県で24年9月から導入。12月には関西2府4県で導入し、その後全国に広げる。自社の物流倉庫で管理する約60万点が対象。

モノタロウは24年に入り、顧客の不在時に荷物を届ける「置き配」や出荷後に配送日時が指定できるようにする取り組みなど、顧客向けのサービスを広げている。利便性を高め、ECサイトの利用者や注文数を拡大させたい考え。

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