ブリヂストンは8日、インドで乗用車用タイヤの生産能力を引き上げると発表した。現地にある2工場に計約8500万ドル(約130億円)を投じ、利益率が高い大口径タイヤなどを増産する。自動車市場が成長を続けるインドで需要を取り込む。
2029年までにプネ工場(マハラシュトラ州)で乗用車用タイヤの生産能力を1.3倍に引き上げる。研究開発の拠点にも位置付ける。老朽化が進むインドール工場(マディヤ・プラデーシュ州)では、高機能タイヤの生産のために設備の更新などを行う。
ブリヂストンはインドを成長市場として位置づけており、乗用車用タイヤではシェア首位だ。所得水準の上昇に伴い多目的スポーツ車(SUV)などの人気が高まっており、大口径タイヤの販売を増やす。
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