ラウンドワンが8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%増の86億円だった。23年9月から24年10月までに北米で新たに開業した5店舗が利益増に寄与した。5月に北米の全店舗で実施した約5%の料金引き上げの効果も表れた。
売上高は12%増の860億円だった。クレーンゲームの景品種類の拡大や歌手やアニメコンテンツとのコラボレーションで国内店舗の客足が伸び、国内の既存店売上高が6%増えた。米国既存店でも飲食やパーティーの売り上げが伸びて売上高を押し上げた。
25年3月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比8%増の1713億円、純利益は9%増の170億円を見込む。近年の好業績を支えるクレーンゲームについて杉野公彦社長は「日米でまだしばらく人気は続く」と話し、需要が拡大している小型の「ミニクレーンゲーム」を導入・増設していく考えを示した。
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