東芝テックは8日、2025年3月期の連結最終損益が240億円の黒字(前期は67億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想から40億円上方修正した。為替が円安基調であることに伴い、譲渡する工場や設備などの利益が膨らむ。
売上高は前期比3%増の5650億円の従来予想を据え置いた。東芝テックは24年7月にリコーと共同出資会社「ETRIA(エトリア)」を設立した。海外工場や国内事業の一部を同社に移す方針で、これに伴い持ち分変動利益を211億円計上する。
8日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比10%増の2891億円、営業利益は60%増の94億円だった。国内で小売店向けのセルフレジの販売が好調だった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。