ニデックインスツルメンツの「オルフェウス『KALEID』」

ニデック傘下のニデックインスツルメンツ(長野県下諏訪町)は、大型高級オルゴール「オルフェウス『KALEID(カレイド)』」を発売した。大判ディスクを組み込んでクラシックから現代曲まで幅広い音を奏でる。機体の厚みを22センチメートルと薄く、場所を取らずにインテリアとして室内空間に溶け込むようにした。価格は187万円(ディスク5枚セット)。

ニデックインスツルメンツの最高級ブランド「オルフェウス」の新機種。世界的な工業デザイナー、奥山清行氏のデザイン会社と協働し、伝統的なオルゴールにモダンな意匠を凝らした。ニデックグループが運営するオルゴール関連の記念館「すわのね」(長野県下諏訪町)やショールーム(京都市)のほか、公式オンラインストアでも取り扱う。

高さは132センチメートル、幅は45センチメートル。木製の筐体や外装材による重厚感ある外観が特徴だ。45弁ある内部の鋼鉄製のくし歯を専用のディスクを使って弾くことで音を奏でる。機体内は複数の大判ディスク(直径27センチメートル)を収納できるようになっている。

ニデックインスツルメンツ(旧・日本電産サンキョー)はオルゴール製造を祖業とする。現在は産業用のモーターや精密機械製品を主に手がけている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。