東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた船井電機(大阪府大東市)について、10月初旬までに代表取締役会長に就任した元環境相の原田義昭氏は11日、自身のフェイスブックに「『破産』の手続きは止め『企業再生』への手続きを急がなければならない」などとするメッセージを投稿した。
原田氏は、船井電機のブランドと技術力は「高い評価を持つ」としつつ「新事業の展開について今でも多くの引き合いがある」とした。10月24日に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことに「誰より私が驚いた。何の前触れもなかった」とした上で「企業再生で進むつもりだ」と記した。
会長に就いた経緯については「8月末だったか『船井』の役員が来て、『側面から応援してください』というので、顧問か顧問弁護士になるのかと思った。本社の役員会であいさつしたあとで、代表権をもつ会長になったと知らされた」と説明した。
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