調味料大手の日本食研ホールディングス(HD、愛媛県今治市)は12日、米国に新工場を建設すると発表した。現地法人の米国ニッポン食研(カリフォルニア州ウエストサクラメント)が本社敷地内に第1工場と併設するかたちで第2工場を建てる。米国での生産能力は現在の3倍となる。
日本食研は2013年に第1工場を稼働させ、現地のニーズに即した商品開発と製造を進めてきた。米国内の需要の高まりに対応して、液体調味料の生産能力を引き上げる。
新工場の敷地面積は5万7500平方メートル。2階建てで、延べ床面積は1万1300平方メートルになる。主に液状のブレンド調味料を生産する。生産能力は年2万トン。投資額は約160億円。25年5月に着工し、27年3月に稼働予定だ。
日本食研は1988年にロサンゼルス支店を開設して米国市場に進出。2006年に米国ニッポン食研を設立した。同社は全米に10カ所の営業拠点を置く。今後、南部のジョージア州アトランタにも開設を計画しており、販売網の強化を進める。
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