関係者によりますと、日本とイギリスの両政府は今月(11月)ブラジルで開かれるG20サミットにあわせて、石破総理大臣とスターマー首相が首脳会談を行い、外務、経済閣僚による経済分野の協議の枠組み、経済版「2プラス2」を新たに設ける方向で調整を進めています。
日本にとってはアメリカに続く2例目で、外務大臣と経済産業大臣が参加して、経済安全保障の確保や自由で公正な貿易の推進、それに「グローバル・サウス」と呼ばれる今後の成長が期待される国々との連携などについて議論を深めたい考えです。
世界経済をめぐっては貿易などを通じて影響力を強める中国を念頭に経済安全保障への対応が課題になっているほか、アメリカ大統領選挙で保護主義的な政策を掲げるトランプ氏が当選するなど、先行きの不透明感が増しています。
日本としてはG7のメンバーであるイギリスと継続的な対話の枠組みを設けることで緊密な関係の構築につなげるねらいがあるとみられます。
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