総合建設業の守谷商会は、ユニットハウスの設計や製造を手掛ける未来ネットワーク(長野県佐久市)を買収した。全株式を取得して守谷商会グループの傘下におさめる。顧客に提供するサービスの幅を拡大し、多様なニーズに対応する狙いだ。取得価額は非公表だが、外部専門家のデューデリジェンス(資産査定)を経て決定したという。

守谷商会の担当者によると、建築資材が高騰するなか低価格なユニットハウスの需要は高まっている。使用が終わった後は引き取ってもらうこともでき、解体作業費も高騰するなかで引き合いが強くなっているとみる。住宅や事務所のほか、福祉施設や保育施設など幅広い用途に対応する。

未来ネットワークは1984年設立。現在の従業員数は約30人で雇用は継続し、飯島英彦社長も続投する。2024年3月期の売上高は6億6100万円、税引き利益は3100万円だった。

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