SCREENホールディングス

SCREENホールディングス(HD)は14日、出荷済みの半導体製造装置の売り上げ計上時期を巡り不適切な会計処理があった疑いがあるとして特別調査委員会を設置したと発表した。また、14日が提出期限だった2024年4〜9月期の半期報告書について期限の延長を申請した。調査を経て2025年1月14日までに半期報告書を提出するとしている。

不適切な会計処理の疑いは子会社のSCREENセミコンダクターソリューションズで発覚した。同社では顧客に装置を納入した後、据え付け完了時に売り上げとして計上してきたが、一部基準を満たしていない時点で収益化していた疑いがある。同社は「担当者の認識不足に起因する誤りと認識している」としている。現時点で業績予想にかかわるような影響はない見通しだという。

特別委は弁護士などで構成し、委員長にはSCREENHDの社外監査役で公認会計士の横山誠二氏が就任した。影響額の算定や担当者に意図的な不正がなかったかなどを調べる。

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