荏原が14日発表した2024年1~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比18%増の410億円だった。半導体市場の回復で顧客の工場稼働率が向上し、ポンプなどの保守・点検サービスが伸びた。売上高にあたる売上収益は10%増の6043億円、営業利益は5%増の598億円だった。
同日、24年12月期通期の売上収益予想だけを上方修正した。前期比11%増の8420億円と従来予想から150億円増える。建築・産業事業と環境事業でポンプなどの販売が想定を上回る。受注高は5%増の8650億円を見込み、従来から200億円上振れする。
営業利益予想は据え置いた。7~9月期に海外子会社に関わる減損損失を64億円計上したため、損失の膨らみと利益の上振れが相殺されるという。
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