パナソニックホールディングス(HD)傘下の電子部品事業会社、パナソニックインダストリーは12日、自動車や半導体向け樹脂などの電子材料について、社内調査の結果、あらたに44品番で第三者認証での不正行為が発覚したと明らかにした。発表済みの107品番と合わせて、不正は計151品番に膨らんだ。

パナソニックインダは1月、計52品番で米国の第三者安全科学機関の認証を不正に取得していたと発表。3月には追加で計55品番の不正が判明したと公表していた。

自動車部品や家電部品向けの樹脂などの成形材料で18品番、半導体の保護などに使われる樹脂材である封止材料で26品番の不正があらたに分かった。認証時と異なる配合の製品を販売したり、定期監査時に登録と異なる配合のサンプルを提出したりしていた。

これまで明らかになった不正に関連する製品の出荷先は約500社、年間売上高は約400億円にのぼる。

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