「AI Advisor」のデモ画面の様子(18日、東京都千代田区)

NTTコミュニケーションズ(コム)は18日、生成AI(人工知能)を活用したセキュリティー運用支援アプリを2025年1月から提供すると発表した。企業のセキュリティー運用者は生成AIにサイバー攻撃時の復旧対応の方法などを問い合わせることができる。経験の少ない運用者の負担を減らす。

「AI Advisor」ではNTT独自の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(つづみ)」などを活用する。自社のIT環境などの構成情報やNTTが蓄積してきたセキュリティー運用ノウハウを学習させることで、顧客企業の環境に基づいたリスク評価ができる。会社規定に合わせた周知文案やリポート作成も支援する。

日々発出される膨大なセキュリティーアラートに対し、対応が必要なアラートの絞り込みをする機能も備える。これまで手動だった確認作業を自動化することで、確認漏れなどを減らし効率化につなげる。

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