ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)は1日入場券「1デイ・スタジオ・パス」の最高価格(大人)を500円引き上げ、1万900円とした。来園客が増加して混雑する大型連休(GW)を迎え、29日から新しい最高価格を適用している。

USJは混雑具合などに応じて価格を変える「ダイナミックプライシング」(価格変動制)を採用している。1日入場券の最低価格は8600円と変更せず、最高価格との差は2300円に開いた。23年8月に最高価格を600円引き上げ初の1万円台に乗せて以来、約8カ月ぶりの最高価格の値上げになる。

今年の大型連休は4月29日、5月3、4日に最高価格の1万900円で販売する。

新型コロナウイルス禍が和らぎ、インバウンド(訪日客)を含めパークの来園客は増加している。担当者は「GWは来園者が増える時期。体験価値に見合った価格を常に考えて設定している」と話す。

テーマパークでは東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドも23年10月から1日入場券の最高価格を1万900円に設定している。今回の価格引き上げでUSJの最高価格はTDRと同水準になった。

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