ソニーグループは、アニメや音楽、ゲームなどの知的財産権に関わる事業の拡大を目指していて、関係者によりますと、KADOKAWAの買収に向けて検討しているということです。

会社は、今年度から3年間の経営計画の中で1兆8000億円の予算枠で買収などを検討していく方針を示していて、アメリカのメディア大手「パラマウント・グローバル」の買収も検討していましたが、その後、交渉から撤退していました。

一方、KADOKAWAは出版以外にもアニメやゲームなどに強みがあるほか、動画配信サービスを運営する「ドワンゴ」と経営統合するなどコンテンツ事業に力を入れています。

ソニーグループはすでにこの会社の株式をおよそ2%保有しているほか、ゲームの子会社にも出資しています。

今回、買収を検討するねらいは、KADOKAWAのコンテンツを取り込むことで、エンターテインメントの事業を強化することにあるとみられます。

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