福島県立医科大学(福島市)はメッセンジャーRNA(mRNA)を活用した医薬品・ワクチンの研究開発で、医薬品受託製造のARCALIS(アルカリス、福島県南相馬市)と福島医大トランスレーショナルリサーチ機構(福島市)の3者で業務提携した。福島発の革新的な治療薬の創出をめざす。
県立医大の強みである免疫の働きを調整する抗体研究と、アルカリスが持つmRNAの技術を組み合わせる。感染症の拡大を防ぐ新しいワクチンやがんを治療するワクチンの研究開発と製造を共同で進める。
mRNAは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるワクチンとして実用化された。感染症に限らず、がんを含めた様々な病気の治療に応用が期待される。
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