フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が21日に解禁日を迎え、静岡市内でも酒類の卸・小売りや輸入を手掛けるヴィノスやまざき(静岡市)が午前0時に合わせてイベントを開いた。悪天候で一部蔵元が生産をやめる影響はあったが、例年より収穫量が減った分、味わいは凝縮され濃くなったと出来栄えをアピールする。
市中心部の「新静岡セノバ店」で開いたカウントダウンイベントには約30人が参加。「3、2、1、サンテ!」という乾杯の声とともにグラスを掲げ、早速味わいや香りを楽しんでいた。仕事仲間と訪れたという浜松市の30代男性は「学生時代からワインが好きだった。初めて連れてきてもらったので奥深さをもっと知りたい」と話した。
人気銘柄「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」の価格は税抜き3580円と据え置いた。新たに追加した蔵元、ボディヤールの商品は同3780円。予約率は7割程度と前年をやや上回った。フランス産の不足を補うため、オーストラリアやウルグアイの新酒も取り寄せた。
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