EU=ヨーロッパ連合の統計局が30日発表したユーロ圏20か国のことし1月から3月までのGDPの伸び率は、前の3か月と比べて実質でプラス0.3%となりました。

去年10月から12月までの3か月はマイナス0.1%に下方修正されたことでユーロ圏のGDPは、2期連続でマイナス成長でしたが、今回、3期ぶりのプラスとなりました。

また、年率に換算した伸び率はプラス1.3%でした。

ユーロ圏ではヨーロッパ中央銀行がインフレを抑え込むため高い金利水準を維持していて、成長率が低迷していましたが、景気の減速に歯止めがかかった形です。

国ごとの内訳をみますと、ユーロ圏最大の経済規模のドイツがプラス0.2%と前の期のマイナス0.5%からプラスに転じたほか、フランスは0.2%、イタリアは0.3%、スペインは0.7%とそれぞれ増加しました。

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