日産自動車は、アメリカでの販売不振などからことし9月までの中間決算で営業利益、最終的な利益ともに90%を超える大幅な減益となり、経営の立て直しに向けて、世界で9000人の人員削減を行う方針です。
このうち、アメリカでは早期退職を募集し、これまでに現地の従業員の6%にあたるおよそ1000人が応じ、退職する見通しとなりました。
アメリカではEV=電気自動車の販売が伸び悩む一方で、ハイブリッド車の需要が急速に高まっていますが、日産はこうした車種がなく苦戦が続いていて、てこ入れのための販売費用の増加が利益を押し下げる要因になっています。
販売の落ち込みが続く中、日産は人員削減とあわせて生産能力の削減も進めることにしていますが、業績の回復に向けては、商品力の強化なども課題となっています。
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