キオクシアは、もとは東芝の半導体事業の会社でしたが、2018年に東芝の経営再建策の柱としてアメリカの投資ファンドなどに買収され、独立しました。
会社は4年前に東京証券取引所に上場を承認されていましたが、米中の貿易摩擦の激化で不透明感が強まっていることなどを理由に延期していました。
改めて、10月中の上場を目指したものの、半導体関連の株価がふるわないなどとして、さらに延期していました。
その後、上場の目標を来月から来年6月までとしていましたが、22日、東証から上場の承認を受け、12月18日にプライム市場に上場すると発表しました。
会社は、想定する時価総額を当初の目標を大幅に下回る7500億円規模としていますが、来年から半導体の市況が上向くと判断し、上場に踏み切ったとみられます。
上場によって277億円を調達する方針で、最先端のメモリーの生産など設備投資を進め、競争力の強化につなげられるかが焦点です。
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