静岡県伊豆の国市は職員の文書作成などの業務に生成AI(人工知能)「Crew(クルー)」を導入した。庁内資料などをAIに学習させる機能も設けて職員が参照できるようにするほか、音声変換により議事録づくり、エクセルの関数によるデータ処理などにも活用して全庁での業務効率化に生かす。
クルーはマネックスグループ子会社のクラフター(東京・港)が提供。伊豆の国市では6月ごろに1カ月間試験運用し、10月に本格導入を始めた。全国の自治体などで導入が相次ぐが、県内自治体では初めて。
職員は生成された文章などの内容を確認し、必要に応じて修正を加える。個人情報を検出するセキュリティ機能を備え、管理者がアクセス権限を付けることもできる。AIへの質問文(プロンプト)も100種類以上のテンプレートを設けた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。