福岡空港国際線旅客ターミナルビルの増改築工事は25年3月までにおおむね完了する(福岡市)

福岡空港を運営する福岡国際空港(福岡市)は、国際線旅客ターミナルビルの施設利用料を2025年3月30日から値上げすると発表した。大人料金で現在の2.6倍の2530円とする。コンコースの延伸や免税店エリアの拡張といった一連の増改築工事が完了するのにあわせて、国内の主要空港と同水準まで引き上げる。

国土交通省が22日付で認可した。施設利用料は航空運賃や燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)とともに航空券の代金に含まれている。

福岡空港国際線では25年3月30日発券分から、12歳以上の大人料金が2530円(現在は980円)、2〜11歳の子ども料金が1260円(同490円)となる。これまで徴収していなかった乗り継ぎ客についても新たに導入し、大人1260円、子ども630円とする。

施設利用料の改定は消費税増税時を除いて初めて。ターミナルビルがリニューアルするのにあわせて、羽田空港(大人料金2950円)や成田空港(同2460円)などと同水準まで引き上げる。福岡国際空港によると国際線利用者を年間800万人とした場合、増収効果は約50億円に上るという。

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