秋田市や秋田県、サッカーJ2のブラウブリッツ秋田でつくる新スタジアム計画の協議会が25日、開かれた。市は早期建設の可能性を探り、候補地を中心部の八橋(やばせ)運動公園内に絞り込んだことなどを提案した。
県は持ち帰って検討するとし、新スタジアムを本拠地にするブラウブリッツは了承した。
候補地は同公園内の「第2球技場」と「健康広場」のエリア。市民がサッカーやラグビーの練習場、イベント会場に使っている。その代替地に同公園内の相撲場と周辺のほか、同公園から2キロメートル弱離れた「勝平市民グラウンド」を絞り込んだ。
市は新スタジアムについて「年内には候補地を決めたい」(穂積志市長)としている。
これまで建設地について、市は郊外の外旭川地区で建て替えを予定する卸売市場の余剰地としていた。だがその工期は2030年5月までかかり、新スタジアム着工はそれ以後になる。
これに対し、サッカーのJリーグクラブライセンス事務局が計画の遅れを再三指摘してきた。ブラウブリッツは条件付きで来季のJ1クラブライセンスを取得したものの、計画の進捗状況や協議会の内容を報告することなどを求められている。
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