大手生命保険4社の2024年9月中間決算が25日、出そろった。本業のもうけを示す基礎利益は全社で増益。円安を受けて外国債券の利息など運用収益が上振れし、利益を押し上げた。第一生命ホールディングス(HD)を除く3社が通期の基礎利益見通しを上方修正した。
日銀の利上げに伴う金利上昇を受けて各社とも保有国債の入れ替えを進め、売却損を計上。今後の業績への影響について、明治安田生命保険の中村篤志副社長は22日の記者会見で「新たに買い入れる国債により中長期的な収支の上振れが期待できる。販売面でも貯蓄性商品を拡充しやすくなる」と話した。
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