26日にFRBが公表した11月の会合の議事録の内容に加え、27日に発表されたアメリカのPCE=個人消費支出の物価指数が市場の予想どおりの内容だったことから、投資家の間ではFRBが来月の会合で利下げに踏み切るという観測が広がりました。
このためニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差の縮小が意識されてドルを売って円を買う動きが進み、円相場は、一時、1ドル=150円台半ばまで円高ドル安が進みました。
これは10月下旬以来、およそ1か月ぶりの水準です。
市場関係者は「PCEの上昇率は前の月を上回ったが、市場予想と同じ内容だったため徐々にドルを売る動きにつながった。来週、発表されるアメリカの雇用統計を前に、いったんドルを売っておこうという投資家も多い」と話しています。
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