実証実験は「三菱ケミカルグループ」や「三井化学」などが、大型コンビナートが建ち並ぶ市原市と三重県で、ことし9月から行っていて28日、物流拠点の様子が初めて公開されました。
化学メーカー各社は、危険物などを含むさまざまな素材などを輸送する必要がある中、物流業界の人手不足に対応するため、協力して効率的な輸送方法を模索しています。
実験では各社の輸送予定のほか、トラックの積載率や運行予定などを、一元的に管理するシステムを試験的に導入していて、各社の製品が同じトラックに次々と積み込まれていました。
各社は、来月までシステムの導入の効果を検証し、できるだけ早く実用化につなげたいとしています。
「三井化学」物流部の依田馨部長は「各社の中には、物流の課題を物流業者に任せるのではなく、メーカーも考えようという高い問題意識がある。他社の製品と一緒に輸送する経験はなかったが、実証実験を通して可能だと証明したい」と話していました。
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