マツダが28日発表した10月の国内生産台数は前年同月比10%減の6万8653台だった。3カ月連続で前年同月を下回った。多目的スポーツ車(SUV)「CX-8」の生産が終了したことや、「CX-5」の生産が減少したことが影響した。米国販売は同59%増の3万7307台と大きく伸びた。大型SUV「CX-50」の販売が好調だった。
工場別には本社工場(広島市)が32%減の3万3538台となり5カ月連続で前年を下回った。「CX-8」の生産終了のほか、「CX-5」で北米やオーストラリア向けの生産が減った。防府工場(山口県防府市)は28%増で7カ月連続の増加となった。「CX-70」や「CX-80」の生産が追加されたことや、10月から商品改良した「MAZDA3」の販売が好調で、同車の生産が増えたことも影響した。
海外生産は13%増の4万7159台と7カ月連続で増えた。米国では「CX-50」の販売好調を背景に、生産台数が81%増加して1万708台となった。中国では16%減の1万395台だった。
国内販売は1%減の1万4750台と2カ月ぶりに減った。海外販売は15%増の9万7671台だった。米国で大きく販売台数を伸ばし、カナダで25%増の6808台、メキシコで21%増の8456台と増加したことも貢献した。一方で、中国では27%減の7037台、欧州で13%減の12647台といずれも減少した。
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