昭和産業は29日、家庭用の薄力粉やお好み焼きや天ぷらなどに使うプレミックス粉8品目を2025年2月1日納品分から値上げすると発表した。エネルギーコストや物流費の上昇のほか、政府が10月に輸入小麦の売り渡し価格を改定したことを反映する。強力粉やパスタ5品目については値下げする。
薄力粉2品目は約3%、プレミックス粉6品目は約2〜3%値上げする。「天ぷら粉黄金」(450グラム)の希望小売価格は税別360円から366円になる。一方、原料価格の引き下げを受けて強力粉は約0.3〜0.6%、パスタは約0.6%値下げする。
政府は毎年4月と10月に輸入小麦の売り渡し価格を改定している。10月からの売り渡し価格は主要5銘柄平均で1.8%下がったものの、銘柄別の原料価格によって値下げするものと値上げするものに分かれた。家庭用の小麦製品を巡っては日清製粉ウェルナとニップンも価格改定を発表した。
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