福岡市交通局は29日、地下鉄空港線と箱崎線で新型車両「4000系」の営業運転を始めた。福岡空港や博多駅と繁華街を結ぶ空港線は、市民の通勤利用に加えて国内外から訪れる観光客の需要が高まっている。荷物置き場に使える「フリースペース」を従来より広めに設けるなど、市民や旅行者が快適に使いやすい工夫を施した。
29日に姪浜駅で開かれた4000系の出発式で高島宗一郎市長は「(ファンの間で)車両の見た目も話題になっているようだ。長く愛される車両になってほしい」と述べた。
新型車両の福岡空港寄りの6号車では座席を減らしてフリースペースを設けた。ベビーカーや車椅子、大型の荷物などを使う乗客に配慮したという。一部の窓は通常より縦に広く、空港線と直通するJR筑肥線内を走るときに沿線の海を眺めやすい。車内をリアルタイムで確認できるカメラを設けるなど、防犯対策も強化した。
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