通信販売の千趣会は29日、通販事業「ベルメゾン」の商品の発送などを担う物流子会社ベルメゾンロジスコ(岐阜県可児市)を完全子会社化すると発表した。2017年に資本参画した住友商事の物流子会社が保有していた株式を買い戻す。物流の効率化など住商系との「共同事業の目的とした成果が一定程度得られた」としている。

住商グローバル・ロジスティクス(東京・千代田)が保有するベルメゾンロジスコ株(66.6%分、2664株)を買い取る。取得額は公表していない。25年1月1日の株式譲渡を予定する。

ベルメゾンロジスコはもともと千趣会の完全子会社だったが、住商グローバル・ロジスティクスが17年に51%の株を取得。住商は資本参画当初、「物流センターにシステム運用などオペレーションノウハウを提供して生産性の向上、高品質な物流サービスの提供」を実現するとしていた。

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