静岡県がまとめた10月の静岡空港(牧之原市)の搭乗者数は前年同月比11%増の5万6219人だった。沖縄・北海道方面の国内線が引き続きけん引し、韓国・ソウル方面も10月では最高を更新した。中国方面は伸び悩むが、県は30日から中国政府が日本人への短期滞在ビザ(査証)免除を再開することに期待する。
国内線の搭乗者数は4万2912人で搭乗率は69%。搭乗者数は前年を5%下回ったが新型コロナウイルス前は上回り、10月では2番目の水準。札幌・丘珠空港線は搭乗率88%と好調だった。
国際線は2.4倍の1万3307人で搭乗率は72%。チェジュ航空のソウル線は搭乗率が8割に達した。10月末に週11往復へ大幅増便となりさらに上積みが見込まれる。
中国は大型連休があったものの上海線は搭乗率51%と夏より鈍化。杭州線も45%で利用は725人だった。中国人が8割ほどだが、ビザ免除で日本人客が増えれば増便や新規就航の追い風だ。県担当者は「歓迎したい。年末の旅行増加もあるかもしれない」と話す。
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