成和RWに納入した住友電工のレドックスフロー電池

住友電気工業は12日、独自に開発した耐久性の長さが特長の「レドックスフロー電池」を大成建設のグループ企業に納入したと発表した。レドックスフロー電池は電解液をポンプで循環させ、バナジウムなどイオンの酸化還元反応を利用して充放電する蓄電池。充放電を繰り返しても劣化せず、20年以上の耐久性がある。

大成建設グループで建設工事用の機具などを手がける成和リニューアルワークス(RW、東京・港)に納入し、同日から運用を始めた。成和RWが埼玉県内の施設に新設した太陽光発電設備で、電力が余剰の時は電力を充電し、電力需要が高い時には放電する。容量は160キロワット時。電池などの活用で同施設内の再生可能エネルギー由来の電力比率は約60%になるという。

住友電工はこれまで国内外で出力計47メガワット、容量計164メガワット時のレドックスフロー電池の納入実績がある。

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