九電工は2025年10月に社名を変更する。2日開いた創立80周年の記念式典で石橋和幸社長が表明した。社名は新たな中期経営計画とともに25年4月に発表する。社名変更は設立時の「九州電気工事」から現在の社名となった1989年以来、36年ぶりとなる。
石橋社長は取材に対し「会社が成長するにつれて社名と事業の内容が合わなくなってきた。この節目に変えるべきだと判断した」と説明。そのうえで「新たなステージに向けて従業員の意識を変えたい」と強調した。同社は12月1日に創立80周年を迎えた。
九電工は電気や空調の設備工事を手がける。九州電力との関係も強く、創立当初から電線や電柱の工事も担ってきた。首都圏をはじめ九州以外の地域での受注が拡大傾向にある。近年は再生可能エネルギーや不動産など事業の多角化に注力している。25年3月期は過去最高益を見込む。
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