決算を発表する古塚孝志社長㊨(6日、大阪市)

総菜大手のロック・フィールドは6日、2025年4月期の連結純利益が前期比50%減の6億2700万円になりそうだと発表した。従来予想から4億800万円下方修正した。節約志向の高まりで来店客数が伸びていない。店舗スタッフの時給が上がり、人件費の増加も重荷になる。

売上高は1%増の518億円と、従来予想から15億円下回る見通し。来店客はお昼ごろまではほぼ想定通りだが、夕方の時間帯が減っている。このため300〜400円台の商品を新たに販売しており「徐々に客足は戻りつつある」(古塚孝志社長)という。配当は前期と同額の23円とする予想を据え置いた。

同日発表した24年5〜10月期の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の253億円、純利益は81%減の1億1000万円だった。

併せて、株主優待制度について1年以上の継続保有を新たに条件として設けたと発表した。企業統治の充実へ、取締役会の諮問機関として任意の指名・報酬委員会の設置も決めた。

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