郵船ロジスティクスが買収するパーツ・エクスプレスはアフターパーツの輸送で高いシェアを持つ

日本郵船は2日、傘下の郵船ロジスティクスが現地法人を通じてオランダの自動車部品配送会社を買収したと発表した。買収額は非公表。海運と並び、注力分野と位置づける物流領域で需要が底堅い自動車関連ビジネスの強化につなげる。

4月30日付でオランダ中部のフィアーネンに本社を置く「パーツ・エクスプレス」を買収した。従業員数は約600人で、トラック約400台を運行している。ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)での自動車アフター部品などの配送シェアは首位という。欧州車メーカー以外にも日本や米国、韓国のメーカーとも取引がある。

日本郵船は物流関連の取り組みを強化している。23年2月には郵船ロジが米国法人を通じて米物流企業のテーラードサービシズ(TS)と同社の子会社を、24年2月には電子商取引(EC)システムを運営する英ノエルトプコを買収していた。

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