ニデック傘下の工作機械メーカー、ニデックマシンツール(滋賀県栗東市)は、金属を切削加工して機械部品となる歯車の半製品を素早く製造する新装置を発売した。削り出しに使う駆動用モーターの出力を高めたことで加工時間を従来装置よりも2割短縮した。電気自動車(EV)や産業ロボットに組み込む歯車向けの需要を見込む。
発売した「ドライカットホブ盤GE-Bシリーズ」は、円形の金属部品を大まかな歯車の形状に加工する。今回モーターの出力を最大47%高めたという。できた歯車を別の装置で研磨するなどして寸法などの精度を高め、EVなどに組み込む。歯車を量産するために切削速度を上げる必要があったという。
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