村田製作所は通信機器などに使う水晶振動子と呼ぶ電子部品で、過酷な温度環境でも世界最高水準の精度を維持できる新製品を開発したと発表した。セ氏マイナス40度からプラス125度まで幅広い温度帯で使用できる。自動車に搭載する通信機器での活用を見込む。
開発した「HCR/XRCGE_M_Fシリーズ」は長さ2ミリメートルで車載機器に搭載する。精度を表す周波数偏差はプラスマイナス40ppm(100万分の1)に高めた。従来品はプラスマイナス50ppmだった。村田によると同様の製品で世界最高の精度となり、車載機器の生産効率向上につながるという。
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