EV販売低迷で、リードフレーム需要が落ち込む(三井ハイテックのリードフレーム)

三井ハイテックが12日発表した2024年2〜10月期連結決算は、純利益が前年同期比21%減の93億円だった。電気自動車(EV)需要が伸び悩んだ影響で、主力製品である放熱部品「リードフレーム」などの売り上げが落ち込んだ。リードフレームに使う銅などの原材料価格が値上がりし、価格転嫁が追いつかなかったことも響いた。

売上高は10%増の1582億円だった。円安の進行に加え、駆動用部品「モーターコア」などの電機部品事業が16%伸びた。半導体の需要回復が遅れ、電子部品事業は2%減った。営業利益は12%減の114億円だった。

25年1月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比9%増の2140億円、純利益は39%減の95億円を見込む。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。