北陸新幹線の並行在来線を運行するIRいしかわ鉄道(金沢市)は13日、金沢駅と大聖寺駅(石川県加賀市)の間で2025年3月から快速列車を運行すると発表した。朝は金沢行き、夕刻は金沢発の列車を設ける。金沢―大聖寺間は24年3月に北陸新幹線が敦賀に延伸するまで特急が走っており、通勤時間短縮のニーズが高いと判断した。同区間に快速が走るのは22年ぶり。
大聖寺駅は福井県境に近く、同社の駅としては最も南にある。快速は25年3月15日に運転を始め、朝は大聖寺を午前7時44分に出て同8時22分に金沢に着く。所要時間は現在の同じ時間帯の各駅停車より16分速い。夕刻は金沢発が午後6時20分で大聖寺に午後6時59分に着き、11分の短縮となる。途中、加賀温泉駅(同)や小松駅(同県小松市)などに止まる。
金沢と大聖寺の間は24年3月まで朝夜の時間帯にJR西日本の特急が走っていた。その後は在来線は各駅停車のみになり、短時間で移動するには加賀温泉駅から新幹線を使うしかなかった。
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