きのこ大手のホクトは13日、2025年3月期の連結純利益が前期比29%減の25億円、売上高は2%増の808億円になりそうだと発表した。10月に発生した上田第一きのこセンター(長野県上田市)の火災を受け業績予想を未定としていたが、現時点の影響を織り込んだ予想を公表した。建物の解体費用などを含め約7億円の特別損失を計上する。

営業利益は同35%増の43億円、経常利益は同2%減の46億円を見込む。期末の配当予想は引き続き未定とした。

24年4〜6月期の決算時点では25年3月期の通期業績を連結純利益が24億円、売上高を812億円と予想していた。売上高が同時点の予想を下回る一方で、各利益は同予想を上回る。

上田第一きのこセンターからの出荷ができないため売上高は落ち込むものの、上期の堅調なキノコ相場による営業利益の上振れ、円安進行によって為替差益が膨らんだことが影響した。

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