GameWithは自社のゲーム情報サイトからアプリ外決済への誘導を始めた

GameWithは16日、同社のゲーム情報サイトにモバイルゲームのウェブ決済システムに誘導できる仕組みを導入したと発表した。ゲーム会社は米アップルや米グーグルに支払う手数料を抑えられる。ユーザーの閲覧率が高いゲーム情報サイトの利点を生かし、収益につなげる。

特定のゲームの攻略情報のページを閲覧すると、デジタルガレージのウェブ決済システム「アプリペイ」のアイテム購入ページへのリンクが表示される。アイテムが実際に購入されると、GameWithはその収益の一部を得る。まずGameWithが運営するスマホ向けゲーム「EGGRYPTO(エグリプト)」から始めた。「アプリ外決済」に誘導する効果などを確認し、他のゲーム企業にも売り込む。

手数料が最大30%とされる米アップルや米グーグルが仲介するアプリ内での決済に比べ、アプリ外でのウェブ決済は手数料率を数%程度にできる。日本では6月、スマホソフトウェア競争促進法が成立したことを受け、各社がアプリ外決済の導入に乗り出している。ただ、現状ではアプリ内でウェブ決済の告知や誘導が原則禁じられている。

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