椿本チエインは16日、ドイツで製造業向けの大型コンベヤーチェーンを手がけるユーロカテナを買収すると発表した。オランダの子会社を通じて2024年12月末までに全株式を取得する。買収額は公表していない。これまで椿本チエインは欧州市場には日本から製品を輸出して対応してきたが、ユーロカテナを傘下に収めることで現地に生産拠点を確保し、納期短縮やカスタマイズなどで販売拡大を目指す。

ユーロカテナは1952年の設立で従業員数は子会社を含めて60人。同社が強みとする大型チェーンは工場での重量物の搬送などに加えて、河川の水門の開閉にも使われてきた。

椿本チエインの24年3月期のチェーン事業のうち欧州での売上高は142億円で、全体の15%を占めている。

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