日本ハムは16日、タイ食品大手企業のチャロン・ポカパン(CP)フーズと業務提携したと発表した。原材料の調達や商品開発で協力するほか、日ハムが手がけるハムやソーセージなどの加工食品を東南アジアに拡販する。加工品事業を拡大し、2027年3月期までに海外顧客向けで売上高2000億円を目指す。

CPフーズはタイ最大手財閥のCPグループ傘下で、家畜用飼料の生産から、畜産や食品加工まで手掛けている。CPグループは伊藤忠商事と資本・業務提携するなど日本企業とも関わりが深い。

共同で原材料の調達や商品開発を手がけるほか、日ハムの現地子会社が製造する鶏肉の加工商品などをCPフーズの販路でも販売する。中国での販売にも強みを持つCPフーズと組むことで、中国で需要が高まっている牛肉製品の製造・販売も強化する。

日ハムは27年3月期を最終年度とする中期経営計画の成長戦略として、北米・東南アジアの加工品事業の拡大をかかげている。

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