富士山麓電気鉄道が運行する富士急行線の車両(同社提供)

富士急グループの富士山麓電気鉄道(山梨県富士河口湖町)は24日、高校生以下の通学定期券を2025年4月1日発売分から最大20%値下げすると発表した。富士急行線沿線の各高校のPTAから要請を受け、高校生がいる家庭の経済的負担を軽減する。中学生の進路先として沿線の高校を選びやすくする狙いもある。

利用距離に応じて約10〜20%値下げする。中・高校生の6カ月定期の場合、都留文科大学前駅―富士山駅(14キロ区間)は6万5400円(現在は7万2690円)、大月駅―河口湖駅(27キロ区間)は7万5550円(同9万4450円)となる。小学生の定期はさらに半額とする。

富士急行線の通学定期値下げは17年春以来。前回の値下げ前と比較すると、27キロ区間の定期券運賃は半額になる。

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